|
1.ユーザ側での準備項目 |
・ |
【RX62x】デバッグ機能選択端子「EMLE」をHIGHレベルにした時にデバッグ可能となります。 |
・ |
メモリマッップ
グループ |
品種 |
内蔵ROM開始 |
内蔵RAM終了 |
ファーム使用 |
RX210 |
R5F52105 |
0xFFFE_0000(128KB) |
0x04FFF(20KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F52106 |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x07FFF(32KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F52107 |
0xFFFA_0000(384KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F52108 |
0xFFF8_0000(512KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
RX621 |
R5F56216 |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F56217 |
0xFFFA_0000(384KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F56218 |
0xFFF8_0000(512KB) |
0x17FFF(96KB) |
0x84000(8KB) |
RX62N |
R5F562N7 |
0xFFFA_0000(384KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F562N8 |
0xFFF8_0000(512KB) |
0x17FFF(96KB) |
0x84000(8KB) |
RX62T |
R5F562T6 |
0xFFFF_0000(64KB) |
0x01FFF(8KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F562T7 |
0xFFFE_0000(128KB) |
0x01FFF(8KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F562TA |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x03FFF(16KB) |
0x84000(8KB) |
RX62G |
R5F562T7 |
0xFFFE_0000(128KB) |
0x01FFF(8KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F562TA |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x03FFF(16KB) |
0x84000(8KB) |
RX631 |
R5F56316 |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F56317 |
0xFFFA_0000(384KB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F56318 |
0xFFF8_0000(512KB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631A |
0xFFF4_0000(768KB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631B |
0xFFF0_0000(1.0MB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631D |
0xFFE8_0000(1.5MB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631E |
0xFFE0_0000(2.0MB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631M |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631N |
0xFFFA_0000(384KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F5631P |
0xFFF8_0000(512KB) |
0x0FFFF(64KB) |
0x84000(8KB) |
RX63N |
R5F563NA |
0xFFF4_0000(768KB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F563NB |
0xFFF0_0000(1.0MB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F563ND |
0xFFE8_0000(1.5MB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F563NE |
0xFFE0_0000(2.0MB) |
0x1FFFF(128KB) |
0x84000(8KB) |
RX63T |
R5F563TB |
0xFFFC_0000(256KB) |
0x6000(24KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F563TC |
0xFFFA_0000(384KB) |
0x8000(32KB) |
0x84000(8KB) |
|
R5F563TE |
0xFFF8_0000(512KB) |
0xC000(48KB) |
0x84000(8KB) |
(long)0xFFFF_FFA0[(char)Code,(char)ID01,(char)ID02,(char)ID03]
(long)0xFFFF_FFA4[(char)ID04,(char)ID05,(char)ID06,(char)ID07]
(long)0xFFFF_FFA8[(char)ID08,(char)ID09,(char)ID10,(char)ID11]
(long)0xFFFF_FFAC[(char)ID12,(char)ID13,(char)ID14,(char)ID15]
|
|
2.使用制限事項
|
・ |
デバッグをするためには、CPUをエミュレーションモードにする必要があります。
エミュレーション−モード遷移の操作でエミュレーションモードにして下さい。 |
・ |
リセットベクタ値は、0x100以上にして下さい。(内蔵フラッシュROM以外の場合)
|
・ |
上記表のファーム使用アドレスは、デバッガが使用しています。ユーザはアクセスしないで下さい。
|
・ |
使用端子は、H-UDI用に占有・共有使用します。(E1[14pin]に準拠)
【RX6xx】(TDI TDO TCK TMS TRST)占有 (RST)共有
【RX210】(MD/FINED)占有 (RST)共有 |
・ |
ターゲットとの接続は、推奨接続参考図をもとに設計して下さい。 |
・ |
フラッシュメモリの書き換え時、SCKCRを初期値にします。 |
・ |
デバイス側の制限としてフラッシュメモリの書き換え回数に制限があります。 |
|
3.機能制限事項 |
・ |
ソフトウェアパーツの[PUTCH]は、使用する事が出来ません。 |
・ |
ソフトウェアパーツの[ソースブレーク]は、使用する事が出来ません。 |
・ |
フラッシュROMの書き込み回数の記憶場所を特定しない為、カウントしません。 |
|
4.ブレークに対する注意事項 |
・ |
実行前ブレーク固定です。 |
|
5.各CPUの特記事項 |
【RX210グループ】 |
・ |
【RX210】デバッガは、FINE方式による一線式シリアルの調歩同期通信になります。 |
・ |
デバッガは、デバイスとの通信に内蔵の高速クロック(HOCO)を使用します。そのため、HOCOに関連するレジスタの設定に関係なくHOCOは常に発振しています。 |
・ |
フラッシュROMの書き換え時は、HOCO[32MHz] FCLK/1 ICLK/1 PCLKB_D/1分周に切り替えます。 |
・ |
HOCOの周波数切り替えとメモリアクセス動作が同時の場合、アクセス動作は不定になります。 |
・ |
CPU設定での内部クロック周波数は、SCKCR設定前(分周器前)の周波数を設定して下さい。 |
・ |
SCKCR設定後のICLKが[20MHz]未満の場合、調歩(中速)[230400BPS]以下にして下さい。 |
・ |
時間計測はCPU設定の周波数を元に算出します。 |
・ |
デバッグ機能を有効にする為、内蔵フラッシュROMの「(long)OFS1(0xFFFF_FF88)の上位8bit[b31->b24]」を使用します。
|
・ |
デバッグが完了した場合は、必ずデバッグ用フラグを「0xFF」にして下さい。 |
・ |
製品出荷時は、<オプション>−<フラッシュROMライタ>を使用するか、他社ライターを使用してプログラムを登録して下さい。 |
・ |
RX210グループの場合、リセットの最大伝搬遅延の防止時間はMAX(100ms)になります。遅延防止回路を使用しない場合はエミュレーションモード遷移シーケンスの関係によりMIN(30ms)になります。 |
【RX62xグループ】 |
・ |
【RX62x】デバッガは、ソフトJTAG制御をしています。ソフト制御のため約1MHzで動作しています。
|
・ |
【RX62x】デバッグ機能選択端子「EMLE」をHIGH(デバッグ)/LOW(実チップ)にする回路は、ユーザ側で準備して下さい。
|
【RX631,63N,63Tグループ】 |
・ |
【RX63x】デバッガは、ソフトJTAG制御をしています。ソフト制御のため約1MHzで動作しています。
|
・ |
【RX63x】デバッグ機能選択端子「EMLE」をHIGH(デバッグ)/LOW(実チップ)にする回路は、ユーザ側で準備して下さい。
|
・ |
【RX631/63N】フラッシュROMの書き換え時は、HOCO[50MHz] FCLK/2 ICLK/1 BCLK/stop
PCLK/2分周に切り替えます。
|
・ |
【RX63T】フラッシュROMの書き換え時は、外部発信子 FCLK*2 ICLK*8に切り替えます。
|
・ |
このグループは、リセット解除時に低速オシレータLOCO[125KHz]に切り替わります。
|
・ |
CPU設定でのシステムクロック(Iclk)は、SCKCR設定後の動作周波数を設定して下さい。
|
・ |
時間計測はCPU設定の周波数を元に算出します。
|
|
6.ファーム起動時のCPUに対する設定 |
・ |
特に設定しません。 |
|
7.低消費電力モード状態の注意事項 |
・ |
低消費電力状態でブレーク発行にて低消費電力モードは解除されます。 |
|
8.ウォッチドッグタイマの注意事項 |
・ |
特に制限事項ありません。 |
|
9.その他の注意事項 |
・ |
RX内部I/Oレジスタの中には、16,32ビットの指定ビットによるアクセス制限がついている場合があります。メモリセットコマンド等で内部I/Oレジスタアクセスする場合は、指定ビット長でアクセスして下さい。指定外ビット長でアクセスしますと間違った情報を得ることになります。 |
・ |
CPU設定で「UserBOOT」を指定する用途は、何らかの理由でIDコードが不明となり、フラッシュROMを全消去する場合に使用して下さい。ただし、Code[0x52],ID[0x50,0x72,0x6f,0x74,0x65,0x63,0x74,0xff.....0xff]を登録した場合は、エミュレーションモード遷移及び全消去も出来なくなります。 |
|
10.オンザフライ時のCPU停止時間の計測値 |
品種 |
RX62x |
RX210 |
コマンド |
停止時間 単位(msec) |
停止時間 単位(msec) |
CPU設定 |
− |
− |
デバッグI/F |
JTAG |
FINE |
割込み方式 |
− |
− |
割込みが使用できる条件 |
− |
− |
バイトのメモリアクセス |
0.00(NonStop)
バイト数に影響されない。 |
0.00(NonStop)
バイト数に影響されない。 |
全レジスタ |
20.0 |
40.0 |
個別レジスタ(Rレジスタ) |
1.00 |
2.00 |
個別レジスタ(FLGレジスタ) |
0.00(NonStop) |
0.00(NonStop) |
個別レジスタ(PCレジスタ) |
0.00(NonStop) |
0.00(NonStop)
|
1行の逆アセンブラ |
0.00(NonStop) |
0.00(NonStop)
|
DI,EI.IntFlg(割込み系) |
10.0 |
10.0 |
ブレークポイントの設定 |
20.0 |
20.0 |
ブレークポイントの解除 |
20.0 |
20.0 |
停止時間の計測方法 |
計測方法なし |
計測方法なし |
*RX62Nクロックが12.000x8MHz時の実測値
*RX210クロック(HOCO)が50.0MHz時の実測値
|
<オンザフライ機能使用時の注意事項 メモリアクセス以外の場合> |
・ |
BP(ブレークポイント)を張ってる状態で、オンザフライの自動実行とBP停止が同時に発生した場合、自動実行側が優先されます。 |
|