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1.ユーザ側での準備項目 |
【H8/3048F-ONE】 |
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MCU動作モードは、(5,6,7)をサポートします。 |
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ファームが使用するためのエリア(0xF4〜0xFF)番地をあけてください。 |
【H8/3029】 |
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MCU動作モードは、(5,7)をサポートします。 |
【共通】 |
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ユーザスタックエリアを4バイト用しますので、スタックエリアの確保に考慮してください。 |
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メモリマップ
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内蔵ROM終了アドレス |
内蔵RAM
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ファーム使用アドレス |
H8/3048F-ONE |
0x1FFFF |
0xFFEF10(全開放)
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0xFF7000(2KB) |
H8/3029F(EMC:1) |
0x7FFFF |
0xFFBF20(全開放) |
0xFF7000(2KB) |
H8/3029F(EMC:0) |
0x7FFFF |
0xFFBEE0(全開放) |
0xFF7000(2KB) |
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2.使用制限事項
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デバッグをするためには、MCUをエミュレーションモードにする必要があります。
エミュレーション−モード遷移の操作でエミュレーションモードにして下さい。 |
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リフレッシュコントローラ、DMAコントローラを使用した部分のプログラムデバッグはできません。 |
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デバッグ中は、ベクタエリアの0x0〜0xF番地はシャドーRAMになっています。書き換えないで下さい。なお、0x0〜0xF番地のベクタ情報は、0xC0〜0xCF番地(ベクタ48〜ベクタ51)に退避させています。 |
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ファーム使用の割り込みベクタは下記の通りでダウンロード時に自動セットされます。
(ベクタ22・23 ・48・49・50・51 H8/3048F-ONE)
(ベクタ22・27・31・48・49・50・51 H8/3029F) |
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リセットベクタ値は0x100以上とし、その番地にはスタックポインタ設定の命令を配置することを推奨します。ただし、CAT専用モードでCAT303を使用される場合は、リセットベクタ値は0x1000以上となります。 |
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[trapa #3]の命令は、ユーザ側で使用しないで下さい。 |
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上記ファーム使用アドレスは、デバッガが使用しています。ユーザはアクセスしないで下さい。 |
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使用端子は、リセット・ブートモード時に使用する通信線を占有・共有使用します。(E10T-USBに準拠)
(P91 P93 P95 FWE)占有 (MD2 MD1 MD0 RESET)共有 |
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MCU動作モード設定回路および設定は、ユーザ(ターゲット)側で準備・設定して下さい。 |
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ターゲットとの接続は、推奨接続参考図をもとに設計して下さい。 |
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デバイス制限としてフラッシュメモリの書き換え回数に制限があります。 |
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3.機能制限事項 |
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レジスタのSP(スタックポインタ)は、リードオンリです。 |
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ソフトウェアパーツの[PUTCH]は、使用する事が出来ません。 |
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ソフトウェアパーツの[ソースブレーク]を有効にした場合は、分岐トレース機能を使用する事が出来ません。 |
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オンザフラ機能で「割り込み使用する」の設定をした場合、ターゲット実行中に約10msec毎にターゲット状態を調べるため送受信によってモニタを起動させています。ターゲット側の実動作に影響を与える場合は「割り込みを使用しない」側に設定して下さい。 |
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4.ブレークに対する注意事項 |
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実行後ブレーク固定です。 |
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ブレークにおける制限事項は、PBC仕様に準拠しますので注意が必要です。(MCU別ハードウェアマニュアル必読)機能および制限は、H8/300H Tinyと同等です。 |
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5.H8/3029Fの特記事項 |
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BCRレジスタのEMCビットにより内部レジスタ及びRAMのアドレスが変わりますので、EMCビットの設定後にシンボルアクセスして下さい。 |
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ユーザプログラムのダウンロード時は、BCRレジスタのEMCビットを強制的に[1]にします。 |
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6.ファーム起動時のMCUに対する設定 |
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内蔵RAM有効(SYSCR) |
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ファーム使用ポート(SCI1)を初期設定 |
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(DIVCR)の内容を退避後、アクティブモード(高速)に切り換え、モニタ終了時に退避データに戻します。 |
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7.低消費電力モード状態の注意事項 |
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低消費電力状態でブレークモード(モニタ実行)させますと低消費電力モードは解除されます。 |
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8.ウォッチドッグタイマの注意事項 |
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ブレークモード時(モニタ実行時)はウォッチドッグタイマを停止させ、復帰時(モニタ終了時)に開始時の状態に戻しています。 |
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ユーザプログラムの実行中に周期サンプリングをしますとウォッチドッグタイマは停止します。 |
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ウォッチドッグタイマ用内部レジスタをデバッガ操作で書き換えても無視します。 |
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9.その他の注意事項 |
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H8S内部I/Oレジスタの中には、16,32ビットの指定ビットによるアクセス制限がついている場合があります。メモリセットコマンド等で内部I/Oレジスタアクセスする場合は、指定ビット長でアクセスして下さい。指定外ビット長でアクセスしますと間違った情報を得ることになります。 |
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10.オンザフライ時のMCU停止時間の計測値 |
コマンド |
停止時間 単位(msec) |
CPU設定 |
割込みを使用しない |
割込みを使用する |
デバッグI/F |
クロック同期 |
クロック同期 |
割込み方式 |
− |
受信割込み |
割込みが使用できる条件 |
− |
ユーザ側が割込み許可状態 |
1バイトのメモリアクセス |
0.80 1バイト増毎に+0.1ms (MAX 128byte 13.6ms) |
0.04 バイト数に影響されない |
全レジスタ |
5.00 |
0.04 |
個別レジスタ(ERレジスタ) |
0.50 |
0.04 |
個別レジスタ(CCRレジスタ) |
0.50 |
0.04 |
個別レジスタ(PCレジスタ) |
0.50 |
0.04 |
1行の逆アセンブラ |
1.50 |
0.04 |
DI,EI.IntFlg(割込み系) |
5.00 |
5.00 |
ブレークポイントの設定 |
10.0 |
10.0 |
ブレークポイントの解除 |
10.0 |
10.0 |
停止時間の計測方法 |
[FWE]のLow巾 |
計測方法なし |
*H8/3048F-ONE クロックが24.576MHz時の実測値 |
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<オンザフライ機能使用時の注意事項 割込み方式が「ブレーク割込み」の場合> |
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「受信割り込み」の場合、ターゲット実行中に約10ms毎にターゲットの状態を調べるため送受信によってモニタを起動させています。ターゲット側の実動作に影響を与える場合は、「割り込みを使用しない」側に設定して下さい。 |
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低消費電力モードとウォッチドッグタイマアップの動作確認をする場合は、「割り込みを使用しない」の設定で確認して下さい。 |
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