CAT309  2軸モータコントロールボード

cat309

CAT309 MC-2はコントロールICに日本パルスモーター(株)のPCL6123を使用した2軸モータコントロールボードです。

PCL6123が持っている各種のコマンドにより、パルスモータやサーボモータを使用した色々な制御を簡単に行なうことができます。
基本動作として定速、直線加減速、S字加減速、連続動作、位置決め動作、原点復帰動作、直線補間動作などの制御が行なえます。

本ボード単体での制御軸数は2軸ですが、複数枚のCAT309 MC-2を使用することにより多軸での位置決めや直線補間制御にも対応できます。

モータドライバ系信号、メカ系信号はフォトカプラでアイソレーションされています。また指令パルスは差動ドライバ出力になっていますので機器とは簡単に接続できます。

仕様

制御IC PCL6123 × 1 (日本パルスモーター製)
制御軸数 2軸(複数ボード使用での多軸制御も可能)
最大指令パルス周波数 9.8Mpps(基準クロック19.6608MHz)
位置決め管理範囲 -134,217,728 ~ +134,217,727(28bit)
加減速特性 直線,S字加減速(スローダウンポイント自動設定)
補間機能 2軸以上の任意の軸数で直線補間動作が可能
プリレジスタ 次動作設定用プリレジスタ機能有り
指令パルス出力信号 差動ドライバIC出力(AM26C31相当)
(OUTP, OUTN)、(DIRP, DIRN)  [RS422準拠、出力電流±20mAMAX]
エンコーダ入力信号 高速フォトカプラ入力(TLP115A相当)
(EAP, EAN)、(EBP, EBN)、(EZP, EZN)    [入力電流 7~16mA]
エンコーダ入力の最大応答周波数:2.0MHz
モータドライバ系
入力信号
フォトカプラ入力(TLP281相当)
INP, ALM, P5(SRDY)  [入力電流 約6mA/外部24V電源]
モータドライバ系
出力信号
ダーリントンカプラ出力(TLP127相当)
ERC, P6(ARES), P7(SON)  [出力電流/許容電圧:15mAMAX/30V]
メカ系入力信号 フォトカプラ入力(TLP281相当)
+EL, -EL, ORG, SD, CEMG  [入力電流 約6mA/外部24V電源]
パルサ入力信号など コントロールIC (PCL6123)に直接入出力
PA, PB, PE, P4  [TTLレベル信号]
エンコーダ入力の最大応答周波数:2.0MHz
PCL6123のCPUインタフェース 8ビットI/F (IF0,IF1ピン=Hレベル)
電源 5V±5%
消費電流:300mA MAX
使用温度範囲 0 ~ 55℃ (結露のないこと)
基板 外形寸法:107×126mm (突起部分は除く)
取付穴寸法:99×118mm (4-φ3.5)
材質:FR-4、1.6t、4層基板
質量:約71g

 

ブロック図