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■対応CPU
川崎マイクロエレクトロニクス製Z80互換高速CPU
CPU クロック メモリ 割込み DMA PIO SIO TC
KL5C80A12 0〜10MHz

クロック停止
可能
512KB

512Byte
高速RAM
内蔵
Mask可能な
内外割込
×16
内部:×8
外部:×8
+NMI(×1)
Mode2対応
多重割込可
--- 40bit 1ch
Max2Mbps
16bit
5ch
KL5C80A16 1MB

DRAMコントローラにて
DRAMを直結可能
最大4MBまで
Bank拡張可能
Max
3.3MByte/sec
   転送
32bit 2ch
Max2Mbps
16bit
4ch
KL5C80A20 2ch
Max2Mbps
   
bit同期通信
HDCL Interface×1
DPLL&BRG
内臓
Max5Mbps
16bit
4ch

■Boot-on-RAMモードについて
このCPUにはMODE[1:0]又はBFMOD端子があり、このピンの処理の仕方によりCPUのリセット(パワーON)後の動作を、「ノーマルモード」と「Boot−on−RAM」で切り替えることができます。
ノーマルモード
通常はこのモードで使用します。
CPUはリセット(パワーON)後すぐに0000H番地よりプログラムの実行を開始します。
Boot−on−RAMモード
バグファインダBF3000を使用したデバッグ時にこのモードにします。
CPUはリセット(パワーON)後、停止したままの状態になりプログラムを実行をしません。
CPUはバグファインダBF3000から実行コマンド(G)を受け取るとプログラムの実行を開始します。
このモードはターゲットボードのROMを未書き込みのフラッシュROMやRAMに置き換えた時に役に立ちます。
このモードにすることで未書き込みのフラッシュROMやプログラムダウンロード前のRAMの状態でリセット(パワーON)後に、CPUがすぐに実行を開始し暴走状態になるのを防ぐことができます。
CPUがKL5C80A12の場合、Boot−on−Ramモードでの動作時に外部メモリー領域0(@0〜1FFFFH)は、データの書き込みが不可となるメモリライトプロテクト機能が動作します。CPUがKL5C80A16の場合 ライトプロテクト機能は動作しません。
「ノーマルモード」と「Boot-on-RAMモード」の違いはCPUリセット後に、0000H番地よりプログラムを即実行するか、バグファインダより実行コマンド(G)を受け取るまで停止しているかだけですので、プログラムの書き込まれている通常のROMを使用している場合でも「Boot-on-RAMモード」で使用することができます。
このCPUを使用しているCAT68000シリーズのボードは、ジャンパー設定で「ノーマルモード」と「Boot-on-RAMモード」を切り替えることができます。

■フラッシュROMコントロール関係における制限
ターゲットCPUがKL5C80A12の場合の注意事項
Boot−on−Ramモードでの動作時に外部メモリー領域0(@0〜1FFFFH)は、データの書き込みが不可となるメモリライトプロテクト機能が動作するためフラッシュROMへの書き込みが出来ません。
書き込みが必要な場合はノーマルモードにして下さい。(ターゲット側の電源オンのままでモード変更しても動作します)
ただし、フラッシュROMがAM29F0x0とSST39SF0x0の場合に限り、Boot−on−Ramモードでも、書き込み時間は約3倍多く必要ですが、BF3000からリモート書き込みをする方法で書き込みをしています。
なお、KL5C80A16の場合は、ライトプロテクト機能は動作しない為、制限はありません。
書き込み方式が、ブロック型でかつ1セクター256バイトのタイプ(例 SST28SF040)は、BF3000側のメモリーが物理的に不足している為、現段階ではサポートできません。
フラッシュROMがSST39SFxxxの場合の注意事項
AバージョンでないROMは、セクターイレーズができない場合がありますので注意して下さい。
バグに対するレポートおよび対策レポートは、SST社に確認して下さい。(2001年11月現在)

■対応フラッシュROM

SST
SST39SF010 SST39SF020 SST39SF040 SST29EE010 SST29EE020
AMD
AM29F010 AM29F040
FUJITSU
MBM29F010 MBM29F040
ATMEL
AT29C010A
Winbond
W29C020

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